根菜の日常と非日常

根菜(特に大根)好きな管理人が、田舎に移住して出会う日常と非日常を綴る

中学生の女子から村上春樹を手渡された話し 

どもども、スケ半です。

 

いつもスターやブクマありがとうございます。

本当に励みになります。

また、応援もありがとうございます!

またここで良い報告ができるよう、努めます!

 

しかし、せっかく文章を褒めていただいたのに、今回はクソみたいな内容です(笑)

だ、だって予約投稿分なんだもん!(この文は慌てて追記)

お時間のある方のみ、閲覧ください。

 

 

 

さて皆さん、本は好きですか?

 

僕は、好きと言えば好きだし、あんまりかと言えばそうでもない。

まぁ好きな方です。

 

そんな僕が、ある時とある女子中学生から村上春樹の本を手渡されました。

 

 

 女子中学生から村上春樹の本を手渡された

事の発端は・・・

はじめに

最初に断っておくが、女子中学生とやましいことは一切ない。

それを期待して開いた人は、申し訳ないがパンツを履き直して別のサイトへ飛ぶことをお勧めする。

 

ただし、一部不適切な表現(ドストレート下ネタ)や

過激な描写(驚異の切れ味な下ネタ)があるため、18未満の閲覧は推奨しない。

 

 

ある放課後の昼下がりからこの奇妙な物語は始まる

もう何度も書いているから必要ないかもしれないけれども、一応書いておくと、僕は前職教育業で会社に勤めて塾の運営をしていた。所謂教室長と呼ばれる人間だった。

 

僕はいつも通りに出社すると、いつも通りのルーティンで教室の中を清掃し、いつも通りの事務作業をして過ごしていた。

 

ただしこの日は、いつもよりも早めに出社していた。

非常に暑い夏の日だった。

 

そう、今日は1学期の終業式だったのである。

 

生徒はいつもよりも早めに塾へやってきて自習を始める。

それを見越して早めに準備を終えていたのだ。

 

案の定、いつもより随分早く、ちょうど昼下がりの時間に生徒はやってきた。

 

一番乗りは中3の女の子二人組。

バスケ部の主将で活発艶麗な女の子と同じくバスケ部で柔和温順な女の子。

 

対照的な二人は教室へやってくると、開口一番不平不満を言い始めた。

 

 

「あーあ、もうやってらんないよ」

 

「どうしたんだい?」

 

「宿題が多すぎるんだよ!」

 

「夏休みなんてそんなもんだろ」

 

「だってさ、中3だよ!?わたしたち。宿題やってる余裕なんてないよ」

 

「いい復習になるよ」

 

「なんないよ!不必要だよ!」

 

「ていうか、7月中に宿題は終わらせてね。こっちの量増やしたいから」

 

「鬼か!」

 

「合格してくれるなら鬼にでも蛇にでもなろう」

 

「カッコつけんな!変態メガネ!」

 

「ただの悪口」

 

「あ、そういえばさ・・・」

 

 

さんざん喚いた後、突然トーンダウンした彼女は徐に鞄を漁り始めた。

 

 

 

「これさ、あげるわ」

 

 

彼女は、一冊の文庫本を取り出すと僕にそれを差し出してきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表紙には

 

海辺のカフカ

 

と刻まれてた。

 

 

 

 

「なにこれ?」

 

「これさ、学校の課題図書だったから買ったの」

 

「いや、やれよ」

 

「やるよ!やるけどさ・・・」

 

「なんだよ?」

 

「内容がひどいんだよ」

 

「内容がひどい?」

 

「これは、本当にひどい。だから別のでやる」

 

「もったいないじゃん、せっかく買ったのに」

 

「こんなんで作文なんか書けないよ。ていうか誰だよこれを課題図書にした奴」

 

「どんな内容なの?」

 

「言えないよ」

 

「言えないの?なんで?どんな内容なの?読んだんだろ?」

 

「言えないもんは言えないんだよ!読んだら分かるわ変態!」

 

「ただの悪口」

 

「変態にお似合いだからあげる」

 

「まぁ、一応読んでみるわ」

 

 

こうして、僕は一冊の本を手渡された。

この後、非常に後悔することも知らずに・・・。

 

 

女子中学生から手渡された本の驚くべき内容

当時の僕は、あまり本を読んでいなかった。

 

どちらかというと、僕は本をじっくり読みたいタイプで労力と時間をとにかく使う。しかも、授業で国語を担当していたため、文章を読む機会が多く、プライベートでまで活字に触れるのが少し億劫になっていた。

 

だから、久しぶりに本を読むことになった。

 

 

海辺のカフカ 上』 村上春樹 著

 

 

村上春樹という人物。

名前だけは知っている。ノーベル文学賞をとるかもしれないと言われている男だ。

たしか、代表作は『ノルウェイの森』だったはず。

 

当時の僕は、恥ずかしながらこの程度しか村上春樹のことを知らなかった。

そして、これまた恥ずかしながら村上春樹の作品は一つも読んだことがなかったのである。

 

僕はその日の仕事を終えると、コンビニでいくつかのスナック菓子とサンドウィッチを買い、ペットボトルのお茶とコーラを買った。

 

そして、足早に家へ帰るとそのままの足で熱いシャワーを浴びて身体の汗を洗い流し、四角く真っ白な石鹸で身体を擦った。

 

水気を軽く拭いて、真新しい下着を身に着けると僕はベッドに深々と腰を落としてサンドウィッチを齧った。

 

それから部屋の明かりを消して、代わりにベッドサイドランプの明かりを灯し、本を手に取って一ページ捲った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本の詳細な内容については、ここでは差し控えようと思う。

気になる人は、ぜひ一度手に取ってみてほしい。

 

ただ、簡単に中身の説明をすると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勃起して射精して勃起して射精して勢いよく勃起して熱く熱く射精してジョニーウォーカーが猫を殺してお姉さんと性交してお母さんと性交してでも全部それは確証にも似た予想で世界が歪んでるから石をひっくり返して世界が反転する

 

 

 

 

そんな話です。

 

 

僕は読み終えてからひどく後悔した

 

僕は読み終えた後、ひどく後悔した。

 

それは、本を読んだことにではなく、また本の中身に関してでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女子中学生を質問攻めした悪行に対してだ。

 

 

 

 

「どんな内容なの?」

 

「言えないよ」

 

「言えないの?なんで?どんな内容なの?読んだんだろ?」

 

「言えないもんは言えないんだよ!読んだら分かるわ変態!」

 

 

 

 

あぁ、この時の女子中学生の気持ちを慮ると居たたまれない。

 

 

 

 

 

 

思春期の多感な時期にある女子中学生に対し、

 

 

 

 

羞恥心を煽りに煽るという鬼畜さ

 

 

 

 

 

なんていう仕打ちをしたんだ、

俺は・・・。

 

 

 

 

 

 

 

いや、それ以上に僕は怒りに溢れていた。。。

 

 「内容がひどいんだよ」

 

「内容がひどい?」

 

「これは、本当にひどい。だから別のでやる」

 

「もったいないじゃん、せっかく買ったのに」

 

「こんなんで作文なんか書けないよ。ていうか誰だよこれを課題図書にした奴」

 

 

 

間違いないよ

 

誰だよ、

これを中学生の課題図書に選定した奴

 

 

鬼畜すぎるだろう

 

 

 

絶対ニヤニヤして選定しただろ。

 

「ぐへへ、これを読んで恥じらいながら作文書いてみろ」

 

とかブツブツ言いながら決めたんだろ。

 

歪みすぎているぞ、性癖が。

 

 

 

おわりに

僕は、それから今日に至るまですっかりハルキストになってしまった。

 

当然である。

あそこまで厨二病を拗らせた小説なんて、そうそうあるものではない。

 

誰が深夜バスで隣に座った女の人を自分の姉だと思って性行為をするのか。

誰が図書館の司書さんを自分の母だと思って性行為をするのか。

誰が日常でサンドウィッチとウイスキー常時こしらえるのか。

 

 

謎すぎる。

 

しかし、僕は生粋の厨二病患者。

とてもとても村上春樹の作品にハマった。

 

 

村上春樹の作品は、そのお洒落さと意味わからなさで

ときに馬鹿にされることがある。

 

僕もこう書いているところ、心のどこかでそう思っているのかもしれない。

それでも、僕は胸を張って村上春樹の作品が好きだと言える。

 

作品の出来がとかではない。

物語の重厚さや、伏線の貼り方にでもない。

 

僕が村上春樹の作品で好きなところは、

空気感と比喩表現だ。

 

とにかく不思議な空気が最初から最後まで流れている。

まるで、フランス映画のような中身がありそうでなさそうな、分かりそうで分からない。

 

読み終わった後、ただ純粋に

 

「なんだこれ」

 

が残る。

その空気感が好きなのである。

 

もう一つは、比喩表現。

これは純粋に美しく、素晴らしいと思う。

 

読んでイメージはできない。

自分の置かれている現実とかけ離れているから。

 

でも表現の中に浸ることはできる。

 どっぷり浸かって天を仰いで深呼吸できる。

 

それで「あぁ、いいなぁ」って呟ける。

 

 

そんなところが、村上春樹の作品が好きな理由。

 

 

 

一番謎の作品は、間違いなく

 

 

ねじまき鳥シリーズ。

始めから終わりまで全て謎。

なんなら結末も謎。

全く意味わからんけども面白いよ。

 

 

スタンダードに村上春樹を感じたければ

 

 

ノルウェイの森でしょうね。

これは映像にもなっています。

分かりやすく読みやすい。

非常にスムーズ。

 

 

SFチックなものが好きな人は

 

海辺のカフカ 全2巻 完結セット (新潮文庫)

海辺のカフカ 全2巻 完結セット (新潮文庫)

 

 

 

 

海辺のカフカか、もしくは・・・

 

 

1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)

1Q84 BOOK1-3 文庫 全6巻 完結セット (新潮文庫)

 

 

1Q84ですな。

 

特に1Q84は宗教関係も相まってなかなかえげつない。

結構キテマスネ。

 

 

 

あなたもハルキストになりませんか?

 

 

ただし、

一つ補足しておくと、僕は真のハルキストではない。

最新刊を今か今かと待ちわびているような殊勝なファンではないからだ。

 

 

僕は二年ほど前に1Q84を読み終わったし、

なんなら『騎士団長殺し』はおろか『色彩を持たない多崎つくるとシリーズ』も読んでいない。

 

なぜか。

簡単である。

 

村上春樹の作品はしばらくの間、憑かれるからだ。