根菜の日常と非日常

根菜(特に大根)好きな管理人が、田舎に移住して出会う日常と非日常を綴る

雪を見ると思い出す、摩訶不思議な道民の友人

こんにちは、スケ半です。

 

相変わらずの暴風です。

今日から東京へ出張ですが、どうやら東京の方が暖かいようですね。

九州よりも暖かい東京。一番暖かそうで意外と風が冷たい名古屋。どこに行ってもぬるい風が吹いている大阪。9月の夜ですでに死にそうなほど寒かった知床。10月の中旬に海で泳げた西表島

 

どこも特徴的で良いですね。

寒いのが苦手でなければ北海道に住みたいのですが、如何せん寒さがね。雪がね。苦手すぎてどうもね。

 

大学生時代に一度名古屋で大雪が降りました。

何年かに一度突然降るのです、名古屋でも大雪が。

 

 

当然、雪慣れしていない都会は大パニックです。

電車はガンガン止まるし、いつもはジャンジャン走っている車もすっからかん。

 

僕は前々日から友人の部屋でゲーム合宿を行っており、夜中買い出しに行こうとして愕然としました。

 

僕は友人に「部屋へ戻ろう」と告げました。

彼は言いました。「なんで?」

 

頭が少し悪いのかな、と本気で思いました。ゲームのやりすぎて溶けたのかな、と。

だからもう少し丁寧に言いました。

「いや、とっても雪が降っていて積もっているから怖いし行くのやめよう」と。

彼は言いました。「なんで?」

 

殺意が沸きました。

これはいっぺん殴らないと治らないな、と。昔のゲーム機の要領です。

 

すると、彼は部屋を出て階段を滑るように降りました

 

「!?!?!?」

僕は呆気にとられました。

だって、ボロアパートのその階段はいかにも古い鉄製でその上に雪が積もっているのです。芸人じゃなくても素晴らしいリアクションで降りることができそうです。

ところが、彼は何の躊躇もなく滑り降りました。

 

僕も真似をして降りました。

文字通り滑り落ちました。

なかなかできません。

階段の一番上から一番下まで滑り落ちるという体験は。

一段目から盛大に滑り、そのままの勢いで転げ落ちました。

友人は呼吸困難なほど笑っていました。薄情な男です。

 

それから、僕らはアパートの入り口まで歩きました。

僕は全身ボロボロになりながらもなおコケていました。

 

すると、友人はコンビニの方角ではなくアパートの外れへ足を進めました。

そして、おもむろに駐輪場へ入っていき、鍵を開けました。

 

こいつ、イカれてやがる・・・。

 

彼は、駐輪場から原付バイクを取り出したのです。

 

そして、軽快に跨るとセルを回し、スロットルを開けました。

原付の力ない音とは裏腹に、タイヤは快調に回り、バイクは進み始めました。

僕は慌てて後を追います。コケます。追います。コケます。追い・・・

 

彼は時折後輪を滑らしながらも、決して倒れることなく体勢を整え、じゃじゃ馬な原付を乗りこなしていました。

 

そう、彼は道民だったのです。

 

しかし、高校卒業とともに名古屋へやってきた彼は、雪道での運転経験はありません。免許もこちらで取っています。なのに、なのに運転できる。なんだこれ。

 

そういえば、冬の白馬を旅行したときも驚いたものです。

白馬の凍った雪道を、ドリフトしながら直角に曲がっていく新聞配達員に。

あれも衝撃でした。頭文字Dでしか見たことがないようなドリフト。

きっと、WRCの原付があったら優勝できると思います。

 

 

そして、いつもの3倍は時間をかけてコンビニに到着し、買い出しを終えると憂鬱な気持ちを携えて店を後にし、また歩き出しました。

すると、前方からかなりのスピードでケッタ(チャリンコ)が向かってきます。

そいつは、長崎もびっくりの急な下り坂をものともせず全速力で駆け下り、僕らの前で止まりました。

 

「おぉ、○○と△△!!今日は雪だなぁ!!」

と超絶笑顔で挨拶した後、颯爽とコンビニへ消えました。

 

奴は高山出身でした。

 

僕が何を言いたいのかというと、

育ってきた環境が違えば当然能力にも差が生まれる、ということです。

 

当たり前のことですが、実はこれは移住するうえでもかなり重要です。

例えばさっきの道民は、名古屋に来てから大学と大学院生活の6年間で3度引っ越しをしています。二年に一回のペースです。

理由は、『寒いから』

意味が分かりませんでしたが、聞いてみると面白い。

名古屋の外気は当然札幌よりも暖かいが、室内は圧倒的に札幌の方が暖かいと。

確かに彼の部屋は暖かかった。ていうか暑かった。

なにせ、オイルヒーターにエアコンをつけていましたから。

それでも、彼は寒いと言いました。だから一年冬を過ごし、寒さに耐えられず暖房器具を買い、それでも次の冬は寒く、引っ越しをする。

 

なにがそんなに寒いのか。

それは、どうやら部屋の密閉度らしい。

 

札幌は壁際が寒いなんてことはなく、断熱が行き届いているらしい。死活問題だから。

ところが、名古屋は違う。窓際や壁際は平気で冷気がやってくる。僕はそんなの常識だと思っていた。これが、耐えられないらしい。

 

雪道でブイブイいわせていた彼が、部屋の冷気で参っている姿は摩訶不思議。

でも、これも環境の違い。

さらに言うなら、僕は寒いのが苦手ですが、ハチャメチャに寒い滋賀で過ごしたアパートの室内は平気でした。しかし、ここ九州の一軒家の寒さは耐えられません。

daicon-tabetai.hatenablog.com

それこそ隙間風とマンションアパート特有の集合住宅の暖かさがないからです。

圧倒的蓄熱不足。

しかし、一軒家育ちの女王様は特に気にしていません。普通に寒いだけらしい。

逆に暑さに関しては、基本どこに行っても僕は耐えられます。なかなか追いつめられるのは、京都の夏でしょうか。あいつはなかなか手ごわい。

名古屋の暑さに耐えることができれば、たいていの夏は乗り越えられると思います。

九州の夏なんて涼しいですからね。陽射しが強烈ですけれども。

 

それ以外に名古屋出身の僕が持っている適応能力といえば・・・

  • どんな味の濃いものを食べても、特別何とも思わない
  • 車がないと生きていけない、の脅し文句が通じない
  • 老人の家であんこたっぷりの和菓子を出されても問題なく完食できる
  • 急な車線変更への対応
  • つづら坂道
  • しょぼい喫茶店で永遠過ごす

ぐらいでしょうか。いったい何の役に立つかは不明です。

 

ちなみに、道民の彼は当然スキーの腕前も半端じゃないらしくインストラクターの資格も持っているそうです。スキー初心者の彼女の手を握って自分は後ろ向きで滑ることができるらしいです。殺意が沸きました。

 

 

ということで、移住を考えるときは自分の生まれ育った環境を鑑みて、過信することなく実際に訪れてみることが大事です。

できれば、夏と冬を体感するとなおよいと思います。

 

ということで、

遊びに移住しに下見においでよ!!

https://www.instagram.com/p/BaJo2HxB3iM/

人のぬくもりが一番だぜぇ