根菜の日常と非日常

根菜(特に大根)好きな管理人が、田舎に移住して出会う日常と非日常を綴る

バレンタインデーにあった本当に怖い話

今週のお題「バレンタインデー」

 

どもども、人生の3回あるモテ期を小学生で使い切ったスケ半です。

 

 

今日はバレンタインデーですね。

 

バレンタインデー付近になると突然現れる、

 

 

『昔は俺もモテてたんだよー!』

 

という

唐突なモテ男宣言をするオヤジ。

 

 

 

 

 

 

それ、僕です。

 

スケ半は、それはそれは昔モテました。

今日はその過去の栄光にすがりまくった話しをしていこうと思います。

 

 バレンタインデーにあった怖い話

 

人類の男は大きく分けると4パターンに分類されます。

 

  1. 小学校の時にモテた男
  2. 中学の後半からモテだした男
  3. 人生モテ続けている男
  4. 20歳を過ぎ尚モテ期を経験してない男

 

2の男なんかは、いいですよね。

徐々に大人になるにつれて魅力が増していくタイプ。

高校生をリア充として生きることができる最高の男と言っても過言ではありません。

部活やっている姿がカッコいいとか、下校時にね、二人乗りなんかしてね、マックに寄ってポテトつまんだりしてね、食べ合いっこなんかしてさ・・・

 

 

 

 

あーあ、なんかむかつくな。

 

 

 

3の男なんか論外ですよ。

いるんですか?この世に終始モテまくる男なんて。

そんな奴は滅んだほうがいいと思います。

 

だいたいこの世には吐くほどの女と男がいて、しかも女の方が幾分か多いはずなのに、この3みたいな男がいるせいで机上の論が空になってしまう。

 

運命の赤い糸?ミシンのボビンがバグったみたくなるだろう。

(僕はこれをマングローブ現象と呼ぶ)

 

 

 

4の人はいわゆる魔法使いの見習いですね。

 

素晴らしい人種です。

 

現世において希少価値の高い気高き魔法使いの見習い。

 

30歳まで貫くことができれば、立派な魔法使いになれます。

大学卒業直前まで貫き続けていた友人が僕に言いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「スケ半。見てよ、あのカップルを。あれは現実かい?」

 

僕は彼の肩を強く抱きました。

皆さん、聞いたことがありますか?

これほどまでに教科書のような英文訳の日本語を。

 

 彼がもしまだ貫き続けることができていれば、もう立派な魔法使いのはずです。

 

 

そして、そう僕スケ半というのは、

1に所属する男です。

 

所謂、『流れ星型ロマン男』です。

 

 

1の男になるためには、実はさまざまな条件があります。

 

  • やたら足が速い
  • やたら手を挙げる
  • やたら役員をやりたがる

 

この三つです。

 

つまりは、

『運動神経がそこそこあり、勉強がそこそでき、積極性がそこそこある男』

ということになります。

 

 

 

 

 僕はこの三つを、完璧なまでに網羅した男だったのです。

 

 

 

まず、僕は0歳のころから水泳をしていました。

よって、運動神経自体は悪くなく、そして筋力がありました。

そのため、スポーツテストでは傑出したものはなくとも、オールラウンドで活躍し、表彰をされました。

 

そして、僕は小さいころから習い事をやっていました。

よって、頭はそこまで悪くなく、そしてスピードがありました。

そのため、授業中でも誰よりも早く手を挙げることができ、さらに読書感想文で表彰をされました。

 

最後に、積極性。

とにかく目立つことが好きだった僕は、やたら役員をやりたがりました。学級委員はもちろん、副会長もやっていました。みんなから一目置かれる存在だったのです。

 

 

 

 

そうすると、どうなるか。

 

 

 

 

そうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハチャメチャにモテます。

 

それはもう信じられないぐらいにモテます。

 

 

 

どれぐらいモテるかって?

 

僕の最盛期は5年生です。(このワードのダサさヤバい)

4年生までに人生のモテ期を1回分使い、残りの2回を5年生で使い切りました。

 

 

 

まず、交換日記の依頼が殺到します。

僕は当時、20人近くの女子と交換日記をしていました。

中身も極力被らないように、なんてマメなこともしていました。

 

同時にプリクラの奪い合いが始まります。

皆プリクラ帳を持っていて、プリクラを交換し合います。

僕のプリクラ帳は名も知らない女子で埋め尽くされていました。

 

さらに、授業中の手紙のやり取りがひっきりなしにきます。

僕は先生の評価を下げたくなかったのでスタンプを押すという、

LINEの先取りみたいなことをしていました。まるで郵便屋さんのような手際で。

 

 

これが極まってくると、自宅のポストに手紙が入るようになります。

昔なんてクラス名簿があって、そこに住所も電話番号も載っている時代です。

無言電話も何度もかかってきました。

 

 

そんな日常を送っていても、ラブレターをもらうことは稀でした。

それは、女子同士の『抜け駆けは絶対に許さん』という均衡した力がにらみ合っていたからだそうです。

 

幼馴染の女の子が言っていました。

(ちなみに僕はこの子がずっと好きでしたが、この子は僕の親友が好きでした)

 

 

 

 

 

 

そして、そうこの日。

バレンタインデーである。

 

 

バレンタインデーの日は凄かった。

 

 

まず、下駄箱。

下駄箱というよりは仕切りの無い板の上に靴を並べるタイプの学校だったため、

『下駄箱開けたら手紙』なんてベターな展開はなかった代わりに、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上履きの中にチョコが詰められていました。

 

 

 

小5男子の上履きの汚さ、皆さんご存知ですよね?

 

 

『6月に牛乳を拭いた雑巾を軒下で二日間陰干し』

 

 

したかのような臭いのする上履き。

 

しかもチョコの差出人は不明。

 

 

僕は呆気にとられながら、教室に向かう。

すると、机の上にお道具箱の中身が全部出ている。

 

お道具箱を開けると、中にはぎっしりチョコが詰まっている。

そして、机に下げてあった手提げ袋の中にもぎっしりチョコが入っている。

 

しかし、これもほぼ差出人不明。

 

 

そうこうしていると、朝の会が始まり授業が始まり授業間の放課(10分休憩)が入る。

そうすると、勇気のある女子が教室にやってくる。

 

 

 

 

 

 

「スケ半君、今日は学校終わったら時間ある?」

 

 

 

今の僕なら鼻血を出して喜ぶであろうフレーズ。

とんでもないパワーフレーズ。

 

 

 

 

しかし、当時の僕はそうではない。

 

「あー、えっと・・・」

 

どもるのである。

 

このときにすぐ

「いいよ、ホテル行こう」って言えたら、

 

人生変わっていたかもしれない。

 

いい意味でも悪い意味でも。

 

しかし、僕は何も言えずどもっていると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そうだよね。今日はサッカーの日だよね。

○○公園で18時までだよね。その後はどうかな?」

 

 

 

そうそう、当時の僕はサッカーもしていた。

 

 

 

 

 

 

 

って待て。

なんで僕の一日のスケジュールを完璧に把握しているのだ。

 

 

 

そう、本気度が増せば増すほど女子は怖い。

 

 

 

僕はその後もさまざまなシチュエーションでチョコをもらいながら家に帰る。

すると、30分ほどしてから妹が手に一杯チョコを持って帰ってくる。

 

 

「おまえ友チョコ凄いなー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これ全部お兄ちゃんに渡してって

 

 

 

 

 

 

妹を攻めるパターンも存在する。

 

 

 

「お兄ちゃんにこれ渡してくれる?妹ちゃんも可愛い!ねぇねぇお兄ちゃん何時に家出てくる?」

 

 

そんな会話が繰り広げられたそうだ。

 

5年生のころにもらったチョコの数は、差出人が分かったもので50個以上。

母親が50枚以上ハンカチを買って僕はお返しに回った。

 

 

 

 

そんなこんなで僕に好意を持ってくれている女子は多かったが、

しかしその熱は流行りのようなもので冷めやすかった。

 

6年生のころにはこんなことはなく、

僕は昨年のことで調子に乗っていたので、手提げ袋を余分に用意したりと随分痛いことをやったのだが、もらえた数は10個ほどで拍子抜けのものだった。

このときに気付いていれば傷は浅かった。

 

 

 

 

 

 

『女子は大人になるのが早い』

ということに・・・。

 

 

 

 

僕に好意を持ってくれていた残りの女子の中に、特別強いものを持ってくれた二人がいた。むしろ気付いたら二人しか残っていなかった。

 

その二人は、いつもどっちが僕と結婚するだとか、どっちが似合っているだとか、僕がどっちを好きだとか、そんなことを張り合っていた。

 

 

そして、卒業式。

二人のうち一人は遠方へ転勤した。

 

 

 

僕のファンは一人となった。

 

 

 

 

中学に進むと、僕の周辺は一変した。

 

 

 

まず、僕は足が速くなかった。

正確には、もっと速い奴がごろごろいた。

 

次に、僕は賢くなかった。

正確には、もっと賢い奴がごろごろいた。

 

そうなると、積極的になれなくなった。

自分を生かせる瞬間が、水泳の授業しかなくなった。

6~7月までの一月ほどの儚い命。

 

 

しかし、僕には余裕があった。

僕にはまだファンがいる。

そう思っていた。

 

 

中学一年の2月14日。

 

僕は今までにないほどそわそわしていた。

これほどに手ごたえの無いバレンタインデーもない。

 

 

 

しかし、一縷の望みを持っていた。

僕にはあの子がいる・・・。

 

 

 

 

無駄に教室から出てみたりする。

 

無駄に他のクラスへ遊びに行ったりする。

 

無駄に元気を装ったりする。

 

無駄に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、その日僕はチョコをもらうことはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、一枚の手紙が上履きに入っていた。

 

 

 

 

僕がそれを見つけた時のテンションよ。

 

必死に押し隠しつつも、にじみ出まくる優越感よ。

 

後半ロスタイム逆転サヨナラ満塁ホームランノーサイドよ。

 

 

 

僕は、それをその場で開かず大事にポケットにしまって、帰り道の公園で開いた。

 

 

 

そこには差出人の名前があった。

 

僕のファンの子だった。

 

 

僕は嬉しかった。

これほどまでに僕のことを想ってくれることに。

もう、自分の片思いは忘れてこの子と付き合ってもいいと思えるほどに。

 

 

 

 

僕は読んだ。

今でもはっきりと一字一句覚えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スケ半へ

小学校の時はあなたのことが好きでしたが、あれはもう終わっています。

私にはもう別の好きな人がいるので、変な勘違いをしないでください。

それと、私が好きだったということも忘れてください。

 

今までありがとう。

 

さようなら

 

 

 

 

 

 

 

 

フラれました。

 

付き合ってないけれども

一方的にフラれました。

 

 

 

 

こうして、僕のギリギリ残っていた自尊心のようなものは崩壊しました。

この時から、僕が表舞台に現れることはありませんでした。

 

変な自信をつけて、根拠のないもので築き上げたなにかは、脆く壊れやすい。

 

 

僕の自尊心は粉々に砕け散って、暗黒期へと突入。

そして、不治の病『中二病』を患うこととなります。

 

そう、小学生のころに僕はすでに大きな勘違いをしていた。

自分が『すごい人間』なのだと。

 

しかし、実際はこうだ。

 

 

 

小学校という狭いフィールドで目立っていた『何か』

 

さらに言えば、それで勘違いして胡坐をかき、自分磨きをしない結果、気付いたら周りに置いて行かれていた男。

 

 

こうなる。

 

 

 

 

バレンタインデーとは、

全男子を一瞬にして無に帰すことのできる悍ましい一日だということを、皆さん肝に銘じてください。

 

そして、女子の成長を甘く見ないでください。

 

 

 

 

 

僕の最後のファンの子が好きになった男子は、

 

 

 

 

 

 中1で身長175cmを超え、

 

顔は山本耕史みたいな優顔で、

 

ギターとドラムの叩ける、

 

定期テスト学年5位以内の、

 

でっかい一軒家に犬と住む

 

 

 

 

 

 

超絶男子です!!(ドン!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えーっと、ここまでで4000字超えか。

プレビューで見返して自分のしょうもなさに血反吐が出そうになったわ。

 

 

 

こんなのに、いつも付き合っていただきありがとうございます。

コメ・ブクコメ・スター等いつも楽しく拝見しております。

これからもお茶を吹き出させたり、水どうの藤やんみたく屁をこかせられるほど笑わせられるよう精進いたします。

 

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