根菜の日常と非日常

根菜(特に大根)好きな管理人が、田舎に移住して出会う日常と非日常を綴る

自分の身体から浮浪者のような臭いがして困惑した話

皆さん、こんにちは。

 

タイトルのインパクト、なかなかでしょう?

いや、びっくりしたんです。本当に。

 

異臭騒ぎは突然に

僕の会社は、基本的に服装自由です。

世間的に見ればお堅い場所なのに、役職が柔らかいので自由です。

なので、基本的にジーンズにセーターでアウターを羽織っています。

 

 

異臭騒ぎは、自己話から始まりました。

 

PCをデスクで触っていた時、不意に鼻の奥を軽く突く鋭い臭いがしました。

最初は勘違いかなと思っていたのですが、それが何度か続きます。

この時点で、僕はある程度の見当をつけます。

 

「ははん、これは猫に粗相をされたかもしれない」

 

猫を飼っている人も、庭に粗相をされて困っている人も

猫の粗相の臭いを知っている人ならピンとくる、あの刺激臭。

強烈なアンモニアの臭い。

 

しかし、それにしては微かである。

もっと臭ってもいいはずだ。

これは、粗相をされてずいぶん経った後に香るものに似ている…

それに、うちの猫たちは粗相をしない。

そこが美点だ。実家では濡れた布団で寝る羽目になったことが何回もあるが、

ロイとめんまさんは粗相を一切しないで有名だった(私たち夫婦の中で)。

 

では、なにが…

 

まるで、豪華列車に乗り合わせた探偵のように推理をする

PCの前で無精ひげを生やし、軽く寝癖を携えた冴えない三十路。

 

これはなんだ?

どっから香ってくる??

 

気になりだすと止まらないのが、におい。

 

僕は狂ったように自分の身体を嗅ぎまくる。

周りの同僚から見れば、『今日も頭がとち狂ってる』と思われているに違いない。

それでも僕はにおいを辿る。いったいどこから…

 

そうこうしていると、どうやら袖元から異臭がすることに気付く。

僕はそっと鼻を近づける。

 

 

おぉぉう、くせぇ。

 

 

例えると、あれだ

『都会の駅にいる人』のあれだ。

この時期、本当に心配になる人たちから数m離れたところにいるときの臭いだ。

 

やばくないか?

断っておくが、僕は毎日風呂に入っている。

朝も顔を洗っている。

 

それなのに、自分からお風呂に入っていない人の臭いがするのだ。

絶望的だ。

 

たしかに、今日僕はコロンをつけ忘れた。

十代のころから愛用しているコロンをつけ忘れた。

 

ちなみにこれ

シャネル アリュール オム スポーツ EDT・SP 50ml [並行輸入品]

シャネル アリュール オム スポーツ 100ml(211031087) [並行輸入品]

 

シャネルアリュールオムのスポーツ。

この香りが好きで、顔にも似合わず愛用し続けている。

香りは記憶とつながりやすいとの理由で浮気せずこれを使い続けている。

甘すぎず、爽やかながらも奥行きのある香りが時間ごとに少しずつ変化する。

ブラックやノーマルは被る可能性があるが、これは意外と人と被らない。

かなりおすすめ。

 

それで、こんな小洒落たものをつけないと、僕は浮浪者のような臭いになるのかと自分に幻滅して落ち込んでいた。

女王様の一言は、世の中のおじさんに警鐘を鳴らした

僕は、隣にいた女王様に声を掛けた。

「ねえ、俺臭くない?」

女王様は怪訝そうな顔をして

「いや?いつもと変わらないけれど」

と返してきた。

 

僕は傷ついた。

いつもこんな臭いにおいを放っていたのか。

今まで出会ってきた全ての生き物に謝りたい気持ちだった。

 

しかし、女王様は言葉を続けた。

「ていうか、わたし鼻詰まってるからなんもにおいしないわ」

 

そう、これ。

女王様の女王様たる由縁。

ナチュラルに精神攻撃を仕掛けてくる。

最初からにおってないのに、「いつもと変わらない」と人の心を傷つけ、

あとから、「やっぱ嘘でしたー^^」と人の心をもてあそぶ。

まさに鬼畜とはこのこと。(被害妄想成分100%配合)

 

そして、彼女はさらに続ける。

「ちょっとちゃんと嗅ぐわ」

止めを刺しに来たのか…

 

ある程度におった後、彼女は唐突に口を開いた。

 

「やっぱくせぇわ」

 

人が人なら自殺するよ。

ヘタしたら裁判沙汰だよ。

 

しかし、これだけでは終わらなかった。

女王様は核心に迫る一言を放ったのだ。

 

「ていうか、これ煙草でしょ」

 

まさに青天の霹靂。

煙草って・・・。

 

僕タバコ吸わないんですけどね!!!

 

そう、僕は

煙草も吸わない、酒も飲まない、家でゲーム、一人で釣り三昧の

超絶陰キャラボッチなのだ!!

(早口で読むとデイダラボッチみたいになるよ)

 

そして、女王様は〆の一言を仰られた。

 

「ていうか、臭いおじさんのにおいだよね」

自分では気づかない臭いの問題

自分で自分の臭いというものは、なかなか気付けるものではない。

ある本で読んだ『鼻』についての論文が面白かった。

細かいところまでは覚えていないが、

『鼻は顔のパーツで一番最初に危険かどうかを判断できる』と書いてあった。

これは、鼻が出っ張っているため、目に見える見えない関係なしに

一番最初に『危険か危険じゃないか』をにおいで判断できると。

 

そして、さらに書いてあったのは『顔のパーツで最も鈍感でもある』と。

鼻は『危険か危険じゃないか』の二択しか判断ができない。

例えば美味しそうな匂いを、視覚情報以外で表現することが不可能なのだ。

「うわ!カレーの良い匂い!」は視覚でカレーを見たことがあるから判断できるとのこと。

初めて嗅いだ匂いを、初めてのもので表現できないのだ。

必ず『〇〇のような、みたいな』という表現になるらしい。

 

つまり、自分のにおいは当然『安全』なにおいに分類されるため、におい自体を感じ取れなくなる。

自分からにおいがするときは、それはもう『国家危機レベル』の悪臭だと思って間違いない。

田舎特有の事情と移住してからの自分の服装が引き起こした奇跡のケミストリー

田舎に行けば行くほど、空気が澄んでいて綺麗だと思っている人がいるかもしれないが、大きな幻想だとこの場で伝えておきたい。

 

はっきり言おう

田舎は臭い。

 

まず、花粉。

僕はアレルギー持ちだ。そして、イネ花粉症でもある。

しかし、こちらに来てからブタクサパワーにやられている。強さがもう桁違い。インフレが尋常じゃない。ラディッツからいきなりセルに飛んだ感じ。

 

次に、バキュームカー

ここは下水が完備されていないため、基本的には簡易水洗という形の汲み取りである。当然臭い。バキュームカーが佇んでいる一帯は純度100%で臭い。

 

さらに、畜産

田舎の場所にもよるが、畜産関係の周りは当然臭いがする。

気付かずに窓全開の車で横を通過すると死ぬことになる。

臭いの強さは豚>牛>鳥である。

ちなみに肥料のフンの臭いは鳥>豚>牛である。(個人差あり)

こればっかりは仕方がない。車の窓を締めればいいだけである。

しかし、住むときは周りを確認したほうがいい。夏場死ぬ。

 

最後に、喫煙者の多さ。

田舎に行けば行くほど喫煙者の割合は増える。間違いない。

おじいちゃんは見たこともない銘柄を吸っている。

おっさんは喫煙所に若手を誘うのを生きがいにしている。

今いるお堅い場所でも喫煙所はいつも満員だ。

 

そして、僕のデスクはこの喫煙所の隣にあるのだ。

 

このせいじゃないか。

 

いや、実はほかにも理由はある。

僕があることをサボっているからだ。

 

それは、アウターの着回し。

 

そう、田舎に来てからというもの『服装』へのモチベーションは大暴落。

もう限りなくゼロに近い。

だって、お洒落をする必要性を感じない。

肩肘張って、流行りを追ってトレンドを見つけて、なんてしなくてもいい。

そこがこの生活のいいところではないか。

 

僕は、基本的に田舎に来る前からそれほどたくさん買うタイプではなかった。

保ちも良かったし、なにより流行にとらわれないファッションセンスをしていたから。

 

基本的に

仕事はスーツ。

休みの日は

黒+白、黒+赤、黒+黒

をローテーション。

肌着は着ない。ゴワゴワするから。

基本的に年中シャツか薄手のニットを一枚に真冬はコート。

ときどきジーンズ。

以上。無敵のコーディネーション。居ても居なくても分からない絶好調ファッション。

 

このスタイルで15年生きてきた。ジョブスに通じるものがある。

しかし、田舎に越してきてからというもの、この法則が崩れた。

 

そもそもスーツを着なくなったのと

我慢できない寒さと緩む身体。

よって、肌着込みのユニクロ一式。

 

そうなると、アウターを変える意識さえ薄れていく。

 

それで、外食に行くと一瞬でアウターが臭くなる。

でも、それを毎日着る。

 

隣には満員喫煙所。

 

出来上がるのは

 

『臭いおじさんのにおいの僕』

 

気を付けよう。

本気で気を付けよう。

 

しかし、田舎に来てから余計な雑費は減った。

服にお金をかけることは、都会にいた時からそんなにしていなかったが、もっと減った。

何も問題ない。ときどき東京へ行くが、その時に少し小洒落たらいいのだ。

それに、田舎には当然空気の良いところが近くに溢れている。

山も海も深呼吸し放題。湧水飲み放題。

 

 

都会の流行りに疲れたあなた…

お待ちしておりますよ!!!